
僕も会社員なのでよくわかるのですが、
企業の組織というのは縦に長いものですよね。
全ての企業が縦に長い組織というわけではありませんが、
古い会社ほどこの傾向は強いと思います。
この縦に長い組織が仕事にどう影響するのか?
サラリーマンの方はよくお分かりだと思いますが、
今回は「縦に長い組織」のお話です。
2001年9月11日に起きた悲劇「アメリカ同時多発テロ事件」に於いて、
アメリカ政府とアルカイダの動きには大きな違いがありました。
2001年9月11日、アルカイダは4機の航空機をハイジャックしました。
まず午前7時54分に遅延出発したボストン発ロサンゼルス行きアメリカン航空11便。
午前8時14分頃にハイジャックされ、午前8時23分に進路を急に南向きに変え、午前8時46分にニューヨーク世界貿易センタービルであるツインタワー北棟に突入した。
次に午前8時14分に遅延出発したボストン・ローガン空港発、ロサンゼルス行きユナイテッド航空175便。
午前8時43分頃までにハイジャックされ、直後にアメリカン航空11便を追うようにニューヨークへ進路を変え、午前 9時3分にニューヨーク世界貿易センタービルのツインタワー南棟に突入し爆発炎上。
次に午前8時20分に出発した、ワシントンD.C.(ダレス国際空港)発ロサンゼルス行きアメリカン航空77便。
午前8時50分ごろまでにハイジャックされ、午前9時38分にアメリカ国防総省本庁舎(ペンタゴン)に激突し爆発炎上。
なお、一説によると77便はホワイトハウスに向かおうとしたが太陽の反射で前が見づらく、たまたま近くにあったペンタゴンを狙ったのではないかという説もある。
次に午前8時42分、41分もの遅延で出発したニューヨーク(ニューアーク空港)発サンフランシスコ行きユナイテッド航空93便。
93便離陸のわずか4分後、アメリカン航空11便が世界貿易センターに激突した。
午前 10時3分、ペンシルバニア州シャンクスヴィル(ワシントンD.C.北西240kmの場所)に、時速580マイル(時速933km)もの猛スピードで墜落した。
乗客の電話での通報によると、午前9時27分にハイジャックされ、コックピットを乗っ取られた模様である。
ワシントンへ向かうことを管制官に通告、標的はアメリカ合衆国議会議事堂、あるいはホワイトハウスであったとされている。
9月11日の朝、ジョージ・W・ブッシュ大統領はフロリダ州におり、小学校の授業を視察する予定であった。
1機目のツインタワー攻撃の際には小学校へ向かう専用車の中にいたが、
このときは事故だと考えていた。
ただし、一時的にホワイトハウスとの間で電話会議が行われた。
また補佐官ら周辺も同じように事故と考え、予定通り小学校へ入った。
授業視察中に2機目のツインタワー攻撃があり、補佐官から視察中のブッシュ大統領に「合衆国が攻撃されている」との報告を受けたが、
ブッシュ大統領はすぐに動かずに7分間、小学生の朗読を聞いていた(この映像は後に『華氏911』などで取り上げられ、事態の深刻さを把握していなかった大統領の対応が批判された)。
また、隣室に待機していたシークレットサービスらも動かなかった。
朗読が終わるとブッシュ大統領は小学生を誉め、隣室で補佐官と話し、電話でライス補佐官と州知事に連絡した。その後、テレビカメラで国民へ呼びかけ、9時 30分頃に小学校から出発し、3マイルのところにある空港へ向かった。
エアフォース・ワンが離陸したのは9時55分である。このとき護衛の戦闘機は無かったが、このとき上空には、未だに連絡の取れない旅客機が11機あった。その後、空軍基地で事態の沈静化を待ち、夕刻にワシントンD.C.へ帰還した。
チェイニー副大統領と数人の閣僚、ライス国家安全保障担当補佐官(現国務長官)はホワイトハウスで執務を行っていた。
彼らはツインタワーへの2度目の攻撃の直後、シークレットサービスにつれられて地下壕へ避難した。
なお、ホワイトハウスの屋上には防空用のスティンガーミサイルが備え付けられている。
その後、閣僚らがヘリコプターで避難したのはユナイテッド航空93便が墜落した後だった。
また、チェイニー副大統領は軍事補佐官に攻撃許可を求められ、ブッシュ大統領が不在の為、乗っ取られた飛行機の撃墜を許可した。
しかし決定が出たのはユナイテッド航空93便が墜落した後だった。
ラムズフェルド国防長官は上級軍人と朝食をとった後、ペンタゴンの執務室へ入って議員と懇談していた。
彼にツインタワー「攻撃」の知らせが入ったのは、ペンタゴン攻撃のわずか2分前であり、アメリカン航空77便がワシントンに向かっていることは知らなかった。
また、平時のペンタゴンにはホワイトハウスのような防空装備が無い。
攻撃の後、ラムズフェルド国防長官が建物の外へ出ると女性職員が血を流して倒れていた為、
彼女を抱えて避難し、救急車が来るまで看病していた。
現場から避難したのはその後で、数十分が経過していた。
パウエル国務長官は南アメリカのペルーを訪問中であったが、ツインタワーおよびペンタゴンへの攻撃の報告を聞いてすぐに帰国した。
ユナイテッド航空93便を除けばことごとくアルカイダのアメリカ合衆国に対する攻撃は成功してしまったわけですが、世界一の軍事超大国に対してアルカイダのとった戦略とは何だったのでしょうか?
縦に長いアメリカ政府の意思決定は当然「スピード」がない。
それに対しアルカイダの組織は小さなチームがいくつもあり、目的を達成する為の仮定で必要となる意思決定は、チームに委ねられていた。
チームは「絶対的な目的」のみを達成すればいいのであって、そこへ到達する為の手段は各々の判断によるものだった。
事態という物は必ずしも計画通りに運ぶとは限らない。
もちろん予想できる事態は想定し対応策も事前に組み立ててはいる。
しかしイレギュラーの事態に直面した時の意思決定は誰が行うべきなのか?
ビジネスの現場でこういう事はよくあること。
市場は「生もの」「生き物」であり、刻一刻と姿を変える。
それに伴い「意思決定」にもスピードが求められる。
果たして縦に長い組織ではスピード感のある意思決定をどれくらい期待できるのだろうか?
ビジネスの現場は火事場と同じ。
目の前の火を早く消し止めなければどんどん延焼は拡がる。
それなのに機敏な意思決定がなされない組織では「延焼」を食い止められない。
優先すべきは現場で起こっている事象に対応する事で、「報告」ではない。
上の意思決定を助ける為にいちいち「書類」を作成し「報告」していたのでは間に合わないのだ。
昔の大量生産型経済の時代ではなく、現代は消費者主導、個々にカスタマイズされた商品、サービスが提供できなければ生き残っていけない。
そのための意思決定に組織としての順序などを尊重していてはお話にならない。
まるで「踊る大走査線」の青島刑事の気分だ・・・事件は会議室で起きてんじゃない!現場で起きてんだ!
よもやそんな会社は少なくなっただろうと思ったらとんでもない。
僕の会社の意思決定の遅い事遅い事・・・
目の前の火事は炎上し、僕は火を目の前にしても動けずにいる。
目の前の火事への対応よりも、「会社の意思決定を早くさせる為」に尽力している。
長々と「アメリカ同時多発テロ」を持ち出したのは僕の愚痴。
ベンチャーが成長を遂げる中で古い企業の経営は今でも昔のまま。
それどころか経費削減、人員整理という「リストラ」の為に間接部門の中央集約が進む。
現場での意思決定が出来ず、「本社」に委ねる回数が増える。
本当にこのままでいいのでしょうか?
Author:JobJoy
静岡在住、自動車ディーラーに勤める30代のサラリーマンです。
人生の大半を占める「仕事」について色々考えるようになった今日この頃。
どうすればもっと充実した毎日を送れるのでしょうか?
日々勉強中・・・
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ニューヨークのテロなんですが、そのときのことを
今でもニュースステーションを見ていたことを鮮明に覚えています。2機目が突っ込んだシーンもリアルタイムで見ていたと記憶しています。
あと、パルコの屋上についてはあまり知らないです。たまにしか行かないので・・・