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今回海外旅行をしてきてとても感じた事があります。
それは「共有する」という事。
飛行機、バス、地下鉄の座席。
ホテルのロビー、部屋、海岸や通り。
そして禁煙。



飛行機の座席はもちろん指定になっているので「共有」とは違うのでは?
と思うかもしれません。
でも今回の旅行で一番最初に「共有」を意識したのはこの飛行機の座席からでした。


飛行機の座席で感じた「共有」



僕の乗る予定の飛行機は満席でした。
ゲート前の待合室も人でごったかえしていました。
時間が来て、体の不自由な方、ファーストクラス、ビジネスクラスの搭乗が終わり、
僕たちエコノミークラスの搭乗が始まり、子供連れの人達から飛行機に乗り込みました。



満席の飛行機内は荷物を座席上の棚にしまう人達でなかなか座席に辿り着けない状態・・・
やっとの思いで辿り着いたエコノミーのシートは窮屈で、
これからの10時間以上のフライトを考えると出発前からうんざりした気分になりました。



飛行機が飛び立ちシートベルトのサインが消えると、隣のシートの人が背もたれを後ろに下げようとしました。
10時間以上のフライトを考えれば少しでも楽な姿勢で過ごしたいのは誰でも思う事。
隣のおじさんもそう考えたに違いありません。
そのときちょっとした事件が起こりました。



おじさんの真後ろのシートには体の大きな黒人の男性が座っていました。
シートからはみだしているというか、いかにも窮屈そうです。
事件とは、隣のおじさんが背もたれを下げた瞬間、真後ろの黒人が背もたれを押し返したのです。



見るからに窮屈そうな黒人男性の膝はおじさんのシートの背もたれに当たっているようです。
そこへおじさんが背もたれを後ろに下げたので押し返した様子。
おじさんは始めビックリした様子で後ろを振り返り、体の大きな黒人男性が座っているのを見て、
更にビックリした様子(というよりひるんだ感じでした)。



それでもおじさんはどうしても背もたれを下げたいらしく、隣に座っている奥さんらしい人と後ろの黒人男性の文句を言っていました。
(黒人男性が日本語は分からないだろうと決め付けていたのだと思いますが・・・)
「こっちだって金払って指定席に座ってるんだから、シートくらい下げたっていいよな!」
という気持ちらしい。
事態が動いたのは奥さんらしい人の
「スチュワーデスに言ってもらいましょうよ!だって10時間以上かかるのよ!?」



その言葉に勢いついたのか、おじさんは客室乗務員を呼び「背もたれを後ろに下げたい」と訴えました。
客室乗務員と後ろの黒人男性との話を聞いていると、
「見ての通りオレにとってはただでさえこのシートは窮屈なんだ!
そのうえ前の背もたれを下げられたら10時間以上のフライトを耐えられない!
オレだって背もたれを倒したいが、後ろの人に気兼ねして我慢しているんだ!
それなのに前のシートの日本人はオレになんの断りも無く背もたれを下げてきた!
オレにどうしろって言うんだ!?」



おじさんが一言声をかければ背もたれを下げられたかどうかはわかりませんが・・・
黒人男性は飛行機内を「共有」の空間と考え、
窮屈ながらも背もたれを下げずに我慢している。
一方おじさんは自分の「快適さ」「権利」しか考えておらず、お互いに嫌な思いをする事になった。



バスの座席でもっと感じた「共有」



その後旅行中、どこへ行っても「共有」という事を考えるようになった。
バスや地下鉄に乗った時も、当然感じた。
空席がないバスにお婆さんが乗ってきたときに、ブロンドの女の子が席を譲った。
それが自然すぎて「あたりまえのことなんだよな」と改めて考えている自分が恥かしかった。



気がつくと二人座れる座席に一人で座っている人が一人もいない。
日本では席が半分空いていても声をかけるのが嫌なのか立っている人が多い。
でもここアメリカではみんなが声をかけ空いている席に座るし、
先に座っている人も用意して待っている印象を受ける。



アメリカでは「共有」という感覚が日本より浸透している。
ルームシェアなんて当たり前の事で驚く事ではないし、家をタイムシェアする事だって珍しくない。



ホテルのロビーは当たり前の「共有」空間だがホテルの部屋はどうだろう。
飛行機で出会ったおじさんあたりに言わせれば、
「金を出してホテルに泊っているんだ!
自分だけの空間にきまっているだろう!」
とでも言いそうだ。



今回泊ったホテルは全室「禁煙」だった。
パブリックスペースを禁煙にするのは分かるが、なぜひとりくつろぐ部屋まで禁煙にする必要があるのか?
でも確かにこれから数日間は僕の部屋だが、その後はまた他の誰かの部屋になる。
いつか泊ったホテルの部屋で、入った瞬間に「うっ!タバコ臭い!」と思った事を思い出した。



そう考えるとホテルを出て通りを歩いている時も、海岸を散歩している時も「共有」は存在する。
この「共有」だらけの世界で自分の「利益・権利」だけを主張する飛行機のおじさんの様にはなりたくないと思った。



積極的に「いい子」にはなれないが(笑)、せめて大人として「共有」できる人間になりたいと思いました。

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Author:JobJoy
静岡在住、自動車ディーラーに勤める30代のサラリーマンです。
人生の大半を占める「仕事」について色々考えるようになった今日この頃。
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日々勉強中・・・

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