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最近取引先の社長から「菜根譚」(さいこんたん)という本を薦められました。
「菜根譚」とは、洪自誠(こうじせい)によって書かれた中国の古典エッセイで「人との交流」を主に説いたもの。
その語句の難しさからとっつき難いし、完成した人間の達観論ですから、
30代の僕には「なるほど」とは思っても、なかなか実践できるものではありません。



「菜根譚」は前集だけでも222項もありますが、流して読む類のものではありません。
一項づつ、ゆっくり噛み締めながら読み進めていく類のもの。
その中で、一番初めの一項目を今日は考えてみました。


『菜根譚』 前集 第一項



「菜根譚」の一番最初に出てくる言葉です。


道徳に棲守(せいしゅ)する者は、一時に寂寞(せきばく)たり。
権勢(けんせい)に依阿(いあ)する者は、万古(ばんこ)に凄凉(せいりょう)たり。
達人は物外(ぶつがい)の物を観、身後(しんご)の身を思う。
むしろ一時の寂寞(せきばく)を受くるも、万古の凄凉(せいりょう)を取ることなかれ。



難しいですねぇwww
この難しい語句はとっつき難いんですけど、言っていることはそんなに難しいことではなんです。
簡単に説明しますと、



徳に従って人間としての道を守り通そうとすると、
一時的には不遇で苦境に立たされることもあります。



権力に媚びへつらう人間は、一時的には出世て名利も得られるし、
虎の威を借りて居心地もいいが、
いずれは永遠の孤独に苦しむ事になります。



というような意味です。
経営評論家の井原隆一さんはこの句の事を以下のように言っています。


この言葉は「菜根譚」の一番初めに出てくるもので、
人生の有終の美を飾る為の第一条件とも言えます。
私はこの言葉を
「一時の孤独を恐れて、永遠の孤独を招いてはならない。」
と読み替えて戒めとしています。



人間としての道、真理・真実を貫こうとしたり、
あるいは企業人として当然あるべき道を歩もうとすると、
周囲の批判抵抗を受けることもありますね。
孤立無援になることもあります。
でもこれは一時的なことです。



これに反して会社や社会で、
本心を欺いてまで上司や権力者にへつらい、
八方美人に振舞っている、そして出世している人も少なくありません。



しかしこれは流れている気にすがって息をしているようなもので
いずれは永久に沈む事になります。



言葉にすると簡単なことですけどね。
僕も自分の信念に従い、「嫌な事」「出来ない事」には「NO!」と言い、
自分自身の「生き方」が出来るように頑張りたいと思います!



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静岡在住、自動車ディーラーに勤める30代のサラリーマンです。
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